表参道ヒルズ周辺のこだわり情報を徹底紹介! - おもてサンド 表参道あたりで働く人のためのこだわり情報です~。 地蔵のつぶやき お気に入りに登録 キャラクター紹介

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「第3回 「GYRE(ジャイル)表参道」誕生!」   2007/11/09 up!  はてなブックマークに追加 

 予定は未定にして確定にあらず。ごめんなさいね、またまた予定変更で、急遽 GYRE(ジャイル)のご紹介です。今後は、次の予定は書かないことにします。で、GYRE(ジャイル)なんですが、今回は、辛口で採点が少々きびしめです。


GYRE(ジャイル)の外観
GYRE(ジャイル)の外観

11/2(金)朝11時にオープンしました。何かと話題になっているビルでもあり、野次馬根性丸出しで出かけました。実は、10時チョット過ぎに行ったら未だ開いてなくて、CHANELのお店を覗いたら、開店は11時、みたいな看板が立ってまして出直しました。

オープン前には、黒っぽいスーツ姿の関係者とおぼしきオジサマ方を遠巻きに、老若男女が列をなしてまして、安藤忠雄の「表参道ヒルズ」のオープン時の人の多さを見てますんで、驚きもせず余裕でした。


GYRE(ジャイル)表参道の設計


日本初登場のブルガリのカフェが2階にオープン
日本初登場のブルガリのカフェが2階にオープン

基本設計はオランダの建築事務所、MVRDVという若手建築家集団(と言ってもオジサン)です。アルファベットを並べただけの設計事務所の名前は欧米に多く、私・モコモコ博士が昔働いていたアメリカの設計事務所は PGAVと名乗っているところでした。

MVRDV は事務所設立時のメンバーの、Winy Maas、Jacob van Rijs、Nathalie de Vries の3人の頭文字からとってます。オランダを代表する建築家集団で、私の印象ではキャンティ(片持ち梁)が好きな連中ですな。今回の「GYRE(ジャイル)」も建物の外観はキャンティを多用して凸凹してます。
ん?「キャンティ」の意味ですか?上の写真を見ると、普通は見えない2階、3階の床下がみえてるでしょ。構造的に危なっかしく見える所です。通常、梁の支持点は2ヶ所なのに、片方のみで持たせている構造の事なのね。だから端部に柱がなくて、張り出しているんです。正式には cantilever と綴りカンチレバーなんて言う人もいますね。
詳しくはこちらを見てくださる。


目印は交番前の歩道橋です
目印は交番前の歩道橋です

このビルで特筆すべきは、日本のゼネコンの雄「竹中工務店」です。
事業主、総合プロデュース、設計、施工、全て竹中工務店なんです。基本設計以外の実施設計や構造・設備設計を含めて、全ての設計は竹中工務店設計部の仕事です。デザイナーとしての「建築家」の仕事ではなく、技術屋集団としての「建築士」たちの仕事です。加えて、施主も竹中で、総合プロデュースまでしちゃってますから、無論、施工も竹中です。構造は鉄骨造で、地下2階、地上5階の建物です。


1、2階はブルガリフロアー
1、2階はブルガリフロアー

GYRE(ジャイル)とは、渦、回転するというコンセプトだそうで、「一層一層が回転したようにねじれており、それにより生じる空間にテラスを設け、豊かな環境を創出しています。それらテラスを繋ぐように設けられた外部階段を、外周を囲うように上っていくことも出来、渦、回転を体現しています」との竹中のコメントですが「そうかなー、後付じゃないの」と感じ取っちゃうのは私だけかしら。

左隣には妹島和世がデザインした真っ白な矩形の Dior がありますが、かなり意識して黒っぽいデコボコを造ったような印象を持っちゃいましたね。
建物としての、MVRDVの破天荒な冒険や隣の妹島 Dior のような新たな提案は感じなかったんだけど、使っている色が通常とは違っている事くらいですかね。
それが成功したかどうかは、これからの表参道フリークたちの反応次第かな。



白と黒のアレンジメント

ちょっと早めのエスカレーター
ちょっと早めのエスカレーター
ガラス張りの天井
ちょっと早め?のエスカレーターと、
ガラス張りの天井

因みに、内装デザインは商業店舗を多く手がけてきたエイジ(本社:東京都目黒区、代表:佐藤一郎)と言うところだそうです。

内装の基調色は白と黒で、ステンレスの鏡面仕上げを多用してるので空間の反射が映り込んで虚像があちこちにあって、おっとっとなんてことがあったりして面白いといえば、面白いかな。
建物中央にある大きな吹き抜けは、商業施設では珍しく「黒」の雰囲気でした。吹き抜けの天井と言うかガラス屋根のデザイン的処理がイマイチで、建物全体のデザイン的統一感を壊しちゃってるような気がする。



地下の食品フロアー
地下の食品フロアー

この新しいビルが、我が愛する表参道にコンシャス・ラグジュアリーを発信し、東京の新しいカルチャーとして根付くかどうか、楽しみではあります。

と、書いて、ここだけの話し、私モコモコ博士としては折角に MVRDV を連れ出したんだから、もっと自由に彼らにやらせるべきだったような気がする。建築家としての彼らの「色」が全く出ていない。
建築家の仕事は社会に対して建築を通して発言することなんですよ。日本看護協会を設計した黒川紀章はその反骨を大きなヴォイド空間の提案で表参道の街並みに衝撃を与えている。
そういった意味で、今回のジャイルの設計は、MVRDVらしくない印象を受ける。何となく、残念なんですよね。



地下フロアーへ繋がる外階段
地下フロアーへ繋がる外階段

店舗展開のコンセプトは「コンシャス・ラグジュアリー」なんですって。
常に意識の高いショッピングスタイルを楽しみ、より価格が高くても、賢く、節度のある“正しい”ものを選ぼうとする人、品質やトレンドは犠牲にしないという方々の為のショッピング・モールみたいですよ。太ったお財布にキャッシュカードを2,3枚入れてお出かけ下さいましな。

入ってる主なお店は、シャネルブルガリモマ・デザインストア表参道うかい亭ル・プレヴェールなどです。



博士っ!!
OMTSD(OMoTeSanDou)のジャイルにはブルガリ、シャネル。
ディオールが隣にあって、向いにはポロとヒルズが!
現地調査完了です!!


 




 


次にご紹介するビルは、珠玉の複合ビル。なんつったて、私・モコモコ博士のファースト・デートの場所です。名前もファースト・デートのにピッタリの「フロムファーストビル」です。

 
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