【渋谷】だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 Bunkamura ザ・ミュージアム

2014.08.29

渋谷から気になる展覧会のお知らせが届きました!
ただいまBunkamura ザ・ミュージアムにてだまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 Visual DeceptionⅡ Into the Futureが開催中です。
駅でこのポスターをよく見かけますよね!だまし絵が好きなワタクシ、早速取材に行ってきました。

渋谷東急東横本店
渋谷東急本店前、Bunkamura ザ・ミュージアム

渋谷 だまし絵Ⅱ看板
「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」のポスター。渋谷の街でたくさん発見します!

Bunkamura 25 周年特別企画 だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵
Visual DeceptionⅡ Into the Future
会期:2014 年8 月9 日(土)-10 月5 日(日) *9 月8 日(月)のみ休館
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
開館時間:10:00 – 19:00 毎週金・土曜日は21:00 まで *入館は各閉館の30 分前まで
入館料:一般1,500 円(1,300 円)/大学・高校生1,000 円(800 円)/中学・小学生700円(500円)*消費税込( )内は団体20名様以上の料金
お問い合わせ:ハローダイヤル:03-5777-8600
公式HP:http://www.damashie2.com
主催:Bunkamura、東京新聞、フジテレビジョン
後援:J-WAVE 81.3FM
協賛:ソニー損保
協力:スイス インターナショナル エアラインズ、日本貨物航空、日本航空、ルフトハンザ カーゴ AG
巡回先:兵庫県立美術館 2014 年10 月15 日(水)- 12 月28 日(日)
    名古屋市美術館 2015 年1 月10 日(土) - 3 月22 日(日)

Bunkamura 25 周年特別企画 だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵

今回の「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」は、2009年に開催した「だまし絵」展の続編です。前回の開催では、東京、名古屋、神戸の3会場で、計75万人もの動員数を記録したそうですよ。

だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 展示風景1
ワクワクする入口 ~「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」会場風景 ~

だまし絵の古典から現代美術、映像作品まで幅広い展示がスゴイ!

「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」の展示では、進化していく現代美術の展開に重きをおき、視覚的、芸術的に優れた作品を4つのカテゴリーに分類して展示しています。
人間の視覚に対する科学的探求が始まったルネサンス後期のヨーロッパでは、視覚の力に挑戦する様々な作品が登場したそうです。こうした、だまし絵の古典作品から現代作品まで順を追って見ることができるのも、今回の展覧会の特徴です。
そして!音声ガイドのスペシャルナビゲーターは、俳優の八嶋智人さんが担当しています。ギャラリーだまし絵のオーナーとなって、各作品をユーモアに紹介していますよ(貸出料金:520円 税込)。

それでは、展示風景と作品の一部をご紹介しましょう!

だまし絵の古典作品から

展示中の最も古い作品は・・・果物や野菜、動物、植物などを使って人物画を描くアノ画家、ジュゼッペ・アルチンボルトの「司書」です。

16世紀半ば以降、ハプスブルク家の宮廷画家であったアルチンボルトは、「司書」の作品で宮廷の博学な人物を描写しています。本やしおり、紐、鍵、ハタキなどを描き、「顔」や「からだ」を連想させます。どこかコミカルで、風刺を効かせているであろう味わい深い作品でした。「だまし絵Ⅱ」のポスターにも使われている作品です。

だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 展示風景1
15世紀から18世紀までの古典作品の展示エリア ~「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」会場風景~

日本人作家も展示されています

日本人作家の展示も数多くありました。下の画像の作品は、戦後を代表するグラフィックデザイナー福田繁雄 作「アンダーグランド・ピアノ」
「錯覚的表現」への強い関心があった福田繁雄氏は、平面作品だけでなく立体作品にも広がり、この「アンダーグランド・ピアノ」は、その代表作なんですって。
鏡を通して見ると「グランド・ピアノ」ですが、実際にあるものはグランド・ピアノとは言い難い、複雑な形をしたモノが置かれています。鏡をひとつの視点から眺めることによって再現されるグランドピアノは、、マジックを見ているような錯覚を起こします。
こうした鏡や影を使って描き出す作品は「第2章 シャドウ、シルエット&ミラー・イメージ」エリアで見ることができます。

だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 展示風景4
「アンダーグランド・ピアノ」福田繁雄 ~「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」会場風景~

エッシャーやマグリット、ダリも

「第4章 アナモルフォ-ズ・メタモルフォーズ」のエリアでは、マグリットエッシャーダリといった人気の画家が展示されています。

マグリットの作品名にも、ぜひ注目してみてください。「白紙委任状」「真実の井戸」「赤いモデル」。不可思議な作品名と描かれている絵を見ながら、マグリットが絵を通して伝えたかったことを想像するのも楽しいですね。

だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 展示風景6
「第4章 アナモルフォ-ズ・メタモルフォーズ」マグリットの絵が並ぶ ~「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」会場風景~

引き伸ばされた人物像

近年の現代美術の作品にも注目です。展示会場で一際目立つ彫刻作品は、エヴァン・ペニー 作「引き伸ばされた女 #2」
ペニー氏は、レンジを用いた写実性を追求した人物裸体像を制作するアーティストです。また、映画「JFK」や「ナチュラル・ボーン・キラーズ」などの特殊造形・特殊メイクにも携わるなど、多方面で活躍しています。

この作品は、実在するモデルを観察して制作した作品を、スキャンニングして画像編集プログラムで拡大し引き伸ばした彫刻作品で、高さは3メートル程もあります。本物のようでそうでない違和感と圧倒的な存在感があります。「だまし絵」という観点で見ても、とても興味深い作品です。

だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 展示風景7
エヴァン・ペニー 作「引き伸ばされた女 #2」など ~「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」会場風景~

「木の鏡」がスゴイ!!

そして、私がオススメする注目作品は、ダニエル・ローズィン 作「木の鏡」(下画像 右側にあります。)
「木の鏡」は、四角い木製のオブジェ。よく見ると数多くの小さな木片が整列されていて取り付けられています。
この「木の鏡」の前に立ってみると、ある反応が起こります。
小さな木片達は、カタカタと自動で動きはじめ、ドット絵となり、自身の姿を鏡のように映し出します。


784枚もある小さな木片には、それぞれにモーターが取り付けられていて、作品中央にある小型カメラによって認識されると、木片が自動で反応をして前後に傾き、上から照らされている明かりから、微妙な影を作り出します。結果、木片のひとつひとつに「明と暗」ができて、全体で一枚の絵ができるというインタラクティブなアート作品でした。
着ている服の柄や、顔のパーツにも反応をして映し出しますよ。会場でぜひ体験してみてくださいね。

だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 展示風景5
ダニエル・ローズィン 作「木の鏡」などが展示 ~「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」会場風景~

ダニエル・ローズィンさん
ダニエル・ローズィンさん

それでは、取材レポートの最後に、本展覧会に出品しているアーティストで、来日中のダニエル・ローズィンさんの単独インタビューを掲載します。レセプションパーティーの中で短時間ではありましたが、濃厚なお話を聞かせて頂きました。ローズィンさんありがとうございました!
「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」は
10月5日(日)まで開催しています。
超オススメですよ★


ダニエル・ローズィン(写真:左)
イスラエル エルサレム出身、ニューヨーク在住。
デジタル(インタラクティブ)・アートの分野で活躍し、現在はニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツITPの准教授も務めています。


「木の鏡」作 ダニエル・ローズィンさん、単独インタビュー!

まあや:「木の鏡」、素晴らしい作品でした!大作ですが、制作期間はどの位かかったのでしょうか?
ローズィンさん:もともと15年位前にこうした「鏡」の作品を最初に作りましたが、今回の作品はそのバリエーション違いとして制作しました。初めて作った時は1年位かかりましたが、今回の作品では3~4ヶ月で出来上がりました。
私にはアシスタントがいないので、作業は全部一人で行います。プログラミングから木の処理まで一人で行っているのです。自分の作品なので制作作業は自分でやるべきだと考えています。それが重要なポイントだとも思っています。

まあや:細部まで鏡が表現されていて驚きましたが、制作で苦労された点はありますか?
ローズィンさん:私の作品は「影と明かり」を利用するものですが、この展示会場がとても上手く明かりを使っているのでとても助かっています。この会場や、照明担当スタッフの方が頑張って頂いているおかげで、細部まで表現できているのだと思います。

ローズィンさん:また、私はこのような照明についてどこかで学んできたのではなく、これまでの制作の中で発見をして学びました。新しいものを求めるアーティストは、誰かに教えてもらうのではなく、自分で発見をして自分でいろいろと試みるしかないと思っています。つまり、既存のツールをただ組み合わせるのではなく、自分でツールそのものを作らなければならないと思っています。

まあや:素敵なお話をありがとうございました!

ローズィンさんは、この「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」日本ツアーの後に、音楽家の奥様と作品「木の鏡」のコラボレーションパフォーマンスを考えているそうですよ。一年後ニューヨークで発表をするとか!来年NYに滞在予定の方は、ぜひ!


店名 Bunkamura ザ・ミュージアム
営業時間 10時~19時 (入館は18時半まで) 毎週金・土曜日は21時まで(入館は20時半まで)
定休日 展覧会により異なります。
住所 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
アクセス JR線「渋谷駅」ハチ公口より徒歩7分
東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩7分
東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」3a出口より徒歩5分
TEL 03-3477-9111(代表)
URL http://www.bunkamura.co.jp/museum/
地図

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